国内の電機・電子業界は、廃棄物にかかわる当初の2010年度業界目標(最終処分量16万9千トン)を2000年度にクリア(最終処分量13万9千5百トン)しました。その後も最終処分量の減少傾向が続いたため、2006年度に目標を見直し、最終処分量の目標値を改定し、新たに最終処分率の目標を定め取り組んでいます。
当社グループの国内製造事業所については、2006年度から総発生量約10万トンに対して最終処分量は300トン未満となっており、最終処分率もすでに業界目標をクリアしています。このため、国内製造事業所全体としての最終処分率を維持しつつ、個別の事業所においてそれぞれ最終処分率を0.5%未満に抑えることをめざしています。
2007年度の結果は、総発生量が約9万トン、最終処分量が160トンで、国内製造全体としての最終処分率は0.18%となりました。一方、一般廃棄物の比率が高く最終処分率低減の難しい非製造部門においては、研究所と物流部門が最終処分率0.5%未満に到達しました。

当社グループでは、オフィスで発生する廃棄物について、最終処分率の目標を定めて削減に取り組んでいるほか、分別を適切に行うことで資源リサイクルの推進に貢献しています。現在、廃棄物は12分類して処理しているほか、使用中の乾電池を使い切った後の二次電池への置き換えや社内食堂の生ゴミ処理機からできる有機肥料の地域住民への配布などの取り組みも行なっています。
また、従業員が着用し使用済みとなったユニフォームを回収し、当社グループにユニフォームを納入いただいている株式会社チクマさまを通じてリサイクル会社に引き渡し、処理しています。当社グループのユニフォーム素材はポリエステルと綿で、ポリエステルはケミカルリサイクル繊維の原料(テレフタル酸ジメチル)に戻された後、再度ユニフォーム用途の素材として加工され、ポリエステル以外の残渣物(綿等)についてはセメント原料化されています。この取り組みの開始後2年間で回収された当社グループの使用済みユニフォームをケミカルリサイクルしてユニフォームを製造した場合のCO2排出量は、石油から製造されたポリエステル製品を使用後に焼却処理し、新規製造した場合のCO2排出量と比較して約8.8トンの削減となっています。

