環境・社会活動

事業活動における環境負荷低減

化学物質の適正管理と排出削減

当社グループでは、子会社を含む国内製造事業所において、環境汚染につながる化学物質の環境への排出状況を独自の化学物質管理システムにより調査し、その結果をもとに代替物質への変換、生産工程の改善、管理強化を検討・実施することにより排出物の発生抑制、環境負荷の低減を図っています。

環境汚染物質排出・移動登録(PRTR※1)

当社グループは、子会社を含む国内全事業所において、環境汚染につながる化学物質を使用する工程を特定し、その排出状況を調査しています。その結果をもとに排出物の発生を抑制し、環境負荷の低減を図っています。
また、国内ではPRTR法にしたがい、毎年6月までに約15事業所が所轄行政機関に対象物質の状況を届け出ています。

[マテリアルバランス]
マテリアルバランス

※1 有害性のある化学物質などが、どこから、どれくらい大気等に排出されたか、あるいは廃棄物などを介して事業所外に運び出されたかというデータを集計し、算定・報告・公表する仕組みのこと。

PRTR物質の排出量削減活動

国内のPRTR法対象物質に関しては、2008年度の国内製造事業所での環境への排出量は47トンとなりました。主な排出抑制対策として、(1)工程の改善(薬液等の使用量削減)、(2)対象化学物質の代替(油性塗料から水性・粉体塗料への転換)、(3)排出物の徹底回収、(4)除害装置の設置などを行っています。

■環境汚染物質排出・移動登録(PRTR)
単位:t/年

化学物質名

取扱量

排出量

移動量

消費量

除去処理量

リサイクル量

大気

水域

土壌

合計

廃棄物としての移動

下水道への移動

合計

亜鉛の水溶性化合物

69.20

0.00

0.04

0.00

0.04

0.00

0.00

0.00

66.05

0.00

3.12

2-アミノエタノール

32.94

0.66

0.00

0.00

0.66

32.28

0.00

32.28

0.00

0.00

0.00

アンチモン及びその化合物

3.54

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

2.53

0.00

1.02

エチルベンゼン

7.29

1.62

0.00

0.00

1.62

1.04

0.00

1.04

0.00

4.63

0.00

エチレングリコールモノメチルエーテル

1.67

0.17

0.00

0.00

0.17

0.00

0.00

0.00

0.00

1.50

0.00

エチレンジアミン

5.36

0.42

0.00

0.00

0.42

2.45

0.00

2.45

0.00

2.49

0.00

カドミウム及びその化合物

1,256.85

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

1,252.27

0.00

4.58

キシレン

37.41

13.37

0.00

0.00

13.37

9.70

0.00

9.70

0.00

14.35

0.00

銀及びその水溶性化合物

49.68

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

48.40

0.00

1.28

コバルト及びその化合物

1,513.16

0.00

0.00

0.00

0.00

0.26

0.00

0.26

1,443.38

0.00

69.53

酢酸2-エトキシエチル

1.03

0.21

0.00

0.00

0.21

0.00

0.00

0.00

0.00

0.82

0.00

ジクロロペンタフルオロプロパン

1.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

1.00

N,N-ジメチルホルムアミド

1.28

0.45

0.00

0.00

0.45

0.83

0.00

0.83

0.00

0.00

0.00

テトラヒドロメチル無水フタル酸

11.83

0.00

0.00

0.00

0.00

2.55

0.00

2.55

9.28

0.00

0.00

1,3,5-トリメチルベンゼン

7.03

0.79

0.00

0.00

0.79

0.00

0.00

0.00

0.00

6.24

0.00

トルエン

2.27

2.03

0.00

0.00

2.03

0.00

0.00

0.00

0.00

0.24

0.00

ニッケル

3,240.80

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

3,143.72

0.00

97.08

ニッケル化合物

1,717.98

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

1,703.22

0.00

14.76

芳香族ニトロ化合物

1.70

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

1.70

ヒドラジン

1.40

0.00

0.00

0.00

0.00

1.05

0.00

1.05

0.00

0.35

0.00

ピロカテコール

21.96

0.00

0.00

0.00

0.00

21.96

0.00

21.96

0.00

0.00

0.00

フェノール

7.31

1.13

0.00

0.00

1.13

4.81

0.00

4.81

0.00

1.37

0.00

ふっ化水素及びその水溶性塩

199.54

0.11

26.43

0.00

26.54

85.34

0.00

85.34

0.00

0.00

87.67

マンガン及びその化合物

549.88

0.00

0.00

0.00

0.00

100.32

0.00

100.32

446.42

0.00

3.15

ダイオキシン類(単位:mg-TEQ/年)

1,232

179

0

0

179

1,053

0

1,053

0

0

0

物質合計

8,742.11

20.95

26.46

0.00

47.41

262.58

0.00

262.58

8,115.26

31.98

284.88

VOCの排出および飛散の抑制

光化学スモッグなどの原因物質となるVOC※2 については、大気汚染防止法の改正・施行により、事業者は事業活動に伴うVOCの大気中への排出などの状況を把握し、排出などを抑制するために必要な措置を講ずることが義務付けられています。 当社グループでは、子会社を含む国内33製造事業所中14の事業所が電機・電子4団体自主行動計画(VOC大気排出抑制)に取り組んでいます。2008年度のグループ全体のVOC大気排出量は112t/年で昨年より7%削減し、2000年度比削減率は76%となりました。


※2  VOC(Volatile Organic Compounds):常温で揮発しやすい有機化合物のことで、メタノールやイソプロピルアルコール、トルエン、ベンゼン、キシレンなどさまざまな物質があります。

■三洋電機グループVOC排出抑制自主的取組実績
単位:t/年

報告年度

2000(H12)年度実績

2007(H19)年度実績

2008(H20)年度実績

電機・電子4団体自主行動計画
排出抑制対象物質20物質

取扱量

大気排出量

取扱量

大気排出量

取扱量

大気排出量

1.イソプロピルアルコ−ル

601.0

63.1

360.1

23.1

284.8

24.6

2.トルエン

16.1

14.6

1.3

1.2

2.4

2.1

3.アセトン

117.0

57.3

55.5

7.3

39.4

6.8

4.酢酸ブチル

264.3

85.6

140.5

14.0

99.5

10.5

5.メタノ−ル

412.2

93.4

182.3

16.2

128.5

11.7

6.キシレン

112.1

57.3

55.9

20.8

39.7

14.5

7.メチルエチルケトン

8.9

3.1

8.3

4.0

2.1

2.1

8.ジクロロメタン

2.0

1.6

-

-

-

-

9.スチレン

1.7

0.1

16.6

0.2

-

-

10.エタノ−ル

12.0

5.7

20.0

13.0

23

12.5

11.エチルベンゼン

-

-

11.0

2.7

7.1

0.9

12.テトラヒドロフラン

-

-

-

-

-

-

13.1−メトキシ−2−プロパノ−ル

88.9

2.7

158.7

7.3

134.3

11.9

14.n-ブタノ−ル

11.2

0.9

41.6

0.0

58.4

6.1

15.クロロホルム

-

-

-

-

-

-

16.メチルイソブチルケトン

4.8

2.4

3.9

0.1

3.3

0.1

17.n−ヘプタン

201.1

81.1

101.7

10.5

64.6

5.7

18.酢酸エチル

-

-

-

-

-

-

19.トリクロロエチレン

1.7

0.5

-

-

-

-

20.シクロヘキサノン

1.8

0.1

-

-

2.1

2.1

20物質合計

1,856.7

469.4

1,157.5

120.4

889.1

111.5

2000年度(基準年度)比(%)

100

100

62

26

48

24

注) - 印は、各事業所で取扱量1t未満

フロン対策

2002年4月よりフロン回収・破壊法※3が施行され、当社グループのサービス担当事業場等は、同法に基づき、業務用冷凍空調機器が廃棄される際のフロン類の回収を業として行う事業者として監督官庁へ届け出を行っています。回収実績については、各拠点から当該の監督官庁へ報告しています。
一方、フロン類の回収量については、機器の廃棄時だけでなく、サービス・メンテナンス時の回収量も含めて工業会ベースで毎年調査が行われてきました。2008年度の当社グループにおける回収量はCFC:325kg、HCFC:15,490kg、HFC:55,726kgとなっています。


※3 特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律

■三洋電機グループのフロン回収量
単位:kg

 

2001年度

2002年度

2003年度

2004年度

2005年度

2006年度

2007年度

2008年度

CFC

126

929

2,450

797

207

362

321

325

HCFC

8,285

32,915

42,643

16,737

13,672

12,762

15,432

15,490

HFC

2,477

11,795

29,992

13,101

13,101

14,723

11,259

55,726

※CFC(クロロフルオロカーボン) オゾン層破壊係数が高い(0.6〜0.1)化合物で、CFC11、CFC12、CFC113〜115がある。

※HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン) オゾン層破壊係数が比較的低い(0.02〜0.055)化合物で、HCFC123、HCFC22がある。

※HFC(ハイドロフルオロカーボン)  オゾン層破壊係数がゼロの化合物でHFC134a、HFC152a、HFC32、HFC143a、HFC125がある。

 

PCB含有物の管理

当社グループが保管する主なポリ塩化ビフェニル(PCB)含有物は、建物に付随する電力用コンデンサ(約300台)、一部の廃家電品や古い蛍光灯安定器などから回収されるコンデンサチップ(約11万個)などがあります。
当社グループでは、グループ環境マネジメントシステムにおいて「PCB含有物管理規定」を設け、各事業所におけるPCBの適正保管と行政への報告を徹底しています。同マネジメントシステムの対象範囲外の事業所においても、同規定の管理範囲を拡張し、一部の社有ビルや関係会社、協力会社などもあわせて管理しています。
また、保有するPCBの処理については、PCB処理事業を行う日本環境安全事業株式会社(JESCO)の処理計画に沿って順次実施しています。

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