製品づくりにおいて、エネルギー効率の向上、環境負荷化学物質の使用削減、再生材料の有効利用、長期使用、リサイクルしやすい製品の設計などにより、環境負荷を低減した「環境配慮製品」の開発とその普及に努めています。
当社グループでは、地球温暖化防止を最重要課題として取り組みを強化しており、製品の環境負荷低減のなかでも、特に使用時のCO2排出量を抑えた製品や部品の開発と普及を進めることで、低炭素社会の構築に貢献していきます。
具体的には、テレビ、エアコン、冷凍・冷蔵庫および洗濯乾燥機などの家電製品をはじめ、業務用冷蔵庫、ショーケース、超低温フリーザーなどの業務用機器、さらにコンプレッサ、電子デバイス、および半導体などの部品にいたるまで、当社グループすべての製品において省エネルギー化に取り組んでいます。
また、当社グループには、エネルギー効率の向上にかかわる独自の技術・ソリューションがあり、HIT太陽電池、ニッケル水素電池「eneloop」、店舗統合管理システム「エコストアシステム」、ヒートポンプ給湯機「エコキュート」、ハイブリッド自動車(HEV)用二次電池、電動ハイブリッド自転車「エネループバイク」などで具現化しています。
HIT太陽電池では、単結晶シリコン基板とアモルファスシリコン層との界面の高品位化や太陽電池セル表面の形状改善により、実用サイズで世界最高(研究レベル)のエネルギー変換効率23%(セル)を達成しています。
「eneloop」では、放置による自然放電を極力抑え、充電したエネルギーの損失を少なくしています。
「エコストアシステム」では、食品を冷蔵・冷凍するショーケース、ショーケースの庫内を冷やすための冷凍機、店内の空調機などの冷設機器をマスターコントローラーで一元管理することで最適な省エネ制御を実現しています。
「エコキュート」では、自然冷媒を使用したCO2コンプレッサを搭載し、高効率ヒートポンプ技術と深夜電力の活用でエネルギー効率の向上に貢献し、政府のCO2排出量削減政策としてのヒートポンプ普及を促進しています。
HEV用二次電池では、地球温暖化問題や資源枯渇問題を背景に、今後急速に拡大が予測されるHEVの基幹部品として、これまでのHEV用ニッケル水素電池から、次世代ニッケル水素電池、次世代リチウムイオン電池へとさらなる高性能HEV用二次電池の開発、商品化を加速しています。
「エネループバイク」では、下り坂や減速時にブレーキ操作によりモーターを発電機に切り替えてバッテリーに補充電する回生充電機能を備え、1回充電あたりの走行距離を大幅に延伸しています。
なお、エアコンなどの省エネ化のため重要な技術としてインバータ技術がありますが、当社の優れたインバータ技術は、CO2コンプレッサの2段圧縮や回生充電機能にも寄与しています。
当社グループは、「創エネ・蓄エネ・省エネ」のすべてのエネルギー・ソリューションを有するメーカーとして、「製品によるCO2排出抑制量」の拡大を図っており、2008年度の抑制量は51万トンとなりました。これを2010年度には160万トンとしてカーボンニュートラルの達成を、2011年度には200万トン、2020年度には2,000万トンに拡大してカーボンマイナスの実現をめざしていきます。

